南仏の旅で様々な提案をしてくれるマダム、イレーヌ・シルヴァニー。
彼女の紹介で、プロヴァンス地方の個人宅庭園を
いくつか視察した帰り、突然、車窓から目に飛び込んできたのは、
一面に広がる色鮮やかな花畑でした。
イレーヌはよく、「南仏はね、（他の地方とは）光が違うのよ。」
と言います。うまく言い表せませんが、こういう景色を見ると
心から納得してしまいます。この鮮やかな色や光は、ゴッホをはじめ、
南仏を愛した画家たちを刺激し、惹きつけたんだろうと。
立ち止まることなく車窓からシャッターを押し、
花の名前も確認できなかったのですが、南仏の風景として
色濃く印象に残っています。

サン・レミ・ド・プロヴァンス近くにて。金子