今月の1枚(2015年5月、南仏)

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南仏で様々な地元の友人たちを紹介してくれるマダム、
イレーヌ・シルヴァニー。イレーヌの家の窓から
雲一つない澄んだ空を眺めていると、庭の延長線にある畑から
にぎやかな声が聞こえてきました。
「桃の季節だからね、収穫しているのよ。さあ、いってらっしゃい。」
低い桃の木々の間を抜け、声がする方向へ行くとT シャツに短パン姿の
農家の方が、熟れた桃を手でもいでいます。「写真とっていいですか?」
と尋ねると、「あら!もっといい服着てくればよかったわ!」
「あなたがモデルになりなさいよ!」とさらに大盛り上がり。
カメラを向けた私に、こんがりと焼けたいい肌と素敵な笑顔で応えて
くださいました。
「ほら、見てごらん。」と桃の木にとまるセミ(=幸運のシンボル)を
指差し、そっと教えてくれたこと、、、初夏のいい思い出です。
                イレーヌ・シルヴァニーの家にて。山田

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