ペリゴールの黒トリュフとは?(リシュロンシュ村、南仏)

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トリュフの中でも、”Truffe de Périgord”=ペリゴールのトリュフと呼ばれるトリュフは、とりわけ良質とされています。このペリゴールのトリュフ、ペリゴールと呼ばれる地域(ドルドーニュ県で、県都はペリグー。)でとれるからペリゴール?と思いきや、実はそうではないんです。
植物学上の通称として、ペリゴールのトリュフと呼ばれており、植物学上の正しい名前は、”Tuber Melanopsporum”つまり、ペリゴール地域以外の場所でとれても、ペリゴールのトリュフと呼びます。(ちなみに、日本語ではトリュフのことを西洋松露と言います。)そして実質的にはペリゴール地域が含まれるフランス南西部よりも、南東部の生産のほうが多く、フランス産トリュフの74.3%を占めています。

現在はペリゴール地域で購入できるトリュフの量は少ないので、ヴォークルーズ県(アヴィニヨンを含む南西部)のトリュフ・マルシェに買いに来るバイヤーも多いとか。ヴォークルーズ県の11月中旬から3月初旬にかけて行われるリシュロンシュのトリュフ・マルシェはプロバイヤーや有名シェフが集まる、ヨーロッパ随一のマルシェと言われています。(ヴォークルーズ観光局資料より)

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