メドックマラソンの制限時間

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メドックマラソンには制限時間があります。

後ろの方を走っていると、「これ以上遅いと制限時間に間に合いません。」と告げてくれる、プラカードを掲げたスタッフの集団に遭遇し、時間の目安を教えてくれます。これは制限時間の6時間半(公式)を目安としているものですが、実際のところはその集団の後ろを走っていて、ゴールが7時間くらいになってしまっても、ゴールできます。タイムも記録されますし、メダルや景品のワインもプレゼントされます。

そこから考えると、初心者の方、完走することを目的にした方にオススメなのが、この「制限時間(6時間半〜7時間)まで、メドックマラソンを思いっきり楽しむ」こと。ただし、一般的なマラソン大会と違い、20か所以上あるエイドステーションにて、ワインを飲んだり、食べたり、シャトーを背景に記念撮影をしたりと、時間のロスがあるため、体力温存のためにも、少しだけタイム計画と体のための対策(知っておいた方がいいこと)が必要となります。

1)焦らないように距離ごとの目標タイムとペース配分を考えること
練習で自分のペースをつかんだつもりでも、スタート時にたくさんのランナーに囲まれると、意外と簡単にペースは乱れてしまいます。ヨーロッパの人たちは背も高く、歩幅が大きいので、走るのも早い。ですから、そのペースに巻き込まれてしまいそうな「気持ち」になるんです。必需品はランニングウォッチ。GPSが付いた腕時計で、リアルタイムで現在のスピード、走行距離などを計測・表示してくれます。また後半は時計を見ながら、残り時間とペースを計算すれば、「このまま走ればゴールできる 」と安心できるので、精神的にも楽です。

2)チームで走ること
初めてマラソンを走る方や、完走を目指す方は、1人で走るよりも数人で走った方が走りやすいように思います。途中、気持ちがくじけてしまったり、走れるか自信がなくなってしまった時でも声をかけ合えますし、2人以上いれば組み合ってストレッチもできます。話しながら走る方が、景色も雰囲気も楽しめ、実力以上に距離を伸ばすことができると思います。

3)水や栄養の補給を十分に確保すること
制限時間ギリギリでゴールする場合、すでに多数のランナーが通過しているため、最後の数キロのエイドでは水が不足する場合があります。天候が良く、暑い時に水が飲めないことは精神的にも結構キツイです。違いはありますが、前半のエイドでは500mlのペットボトルをそのまま1本渡してくれることがあります。一度に飲みきれず、手に持って走るのも邪魔なので、捨ててしまう人が多いのですが、もったいない…。できる限り、次のエイドまではその水を確保しておき、後半に備えておきたいところです。体にフィットし、安定するタイプのウエストポーチがあると、残っている水を持って走るのも負担になりませんし、便利です。体力の低下は急にやってきますので、栄養剤や塩分補給を常にできる状態にしておくためにも、水は必需品です。

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