今月の1枚(2017年2月、ガレット)

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ガレットとはクレープの原形となった料理。フランスのブルターニュ地方が発祥で、デザート用の甘いクレープと違い、小麦粉の代わりにそば粉を使い、塩味でいただきます。バターを利かせ、カリっと仕上げた薄い生地で好みの具を包めばガレットの完成。一番シンプルなのはハムとチーズのみ。さらに玉子を割って乗せ、半熟の黄身を崩しながら食べるのはコンプレット(完全という意味)も定番です。写真はDinanというブルターニュの町を訪れた時に、地元の人に教えてもらったクレープ店でいただいたガレット。手前に見えるのはアンドゥイユと呼ばれる腸詰めの一種。これもブルターニュの名産品で、まさにこの地ならではのガレットです。バターでソテーされたリンゴがちょっとクセのあるアンドゥイユと相性ぴったり。店員さんオススメの地ビールならぬ、地シードルを飲めば、パリでいただくガレットとは一味も二味も違います。もちろんデザートはクレープというのがお決まりのコース。たっぷりの生クレームに塩バターキャラメルのソースをかけて。全体的にちょっと濃いけど、たまに食べたくなる、やみつき系のお味です。

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