キャビアが持つ、本当の味わい(ボルドー)

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キャビアを光にかざすと、
薄くグレーがかった膜の中に、マロン色の光沢が見えます。
黒いダイヤモンドと例えられるだけのことはあり、とても美しい粒です。

口に入れると、、、あっという間に溶けてしまいました。
プチプチした食感を想像していたにもかかわらず、
口の体温でとろっと溶けてしまったのです。

濃厚な半熟卵の黄身のようなとろっとした重み。
バターのような濃厚な味と、ナッツのようなちょっと香ばしさを感じさせる香り。
説明を受けた通りの味が、口の中で広がっています。

缶に密閉したのち、数週間の熟成のものは、口に入れた瞬間に少しだけ粒感があり、若々しい味です。
数ヶ月の月日が経ったキャビアは、さらに熟成が進み、まろやかで味に一体感があります。
違いがわかるのは、それだけ品質が良い、ということなのでしょう。

あっという間に溶けて消えてしまうほど、
皮は薄く、想像していた塩辛さもないのです。
初めて食べたフレッシュ・キャビアは驚きの味でした。

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